カラーコーディネーター | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

ファッション・美容


カラーコーディネーターの仕事
 ファッションや化粧品(けしょうひん)、インテリアなどの分野で、今、色の持つさまざまな効果が考えられるようになってきました。そのさまざまな効果を考えて品物の色をあつかうのが、カラーコーディネーターです。
 企業(きぎょう)内のカラーコーディネーターは、広告・商品開発部門に所属し、製品の色や、広告で表現する色のイメージなどを発案します。市場を調査し、消費者の購買意欲(こうばいいよく)にうったえる商品のパッケージの色を提案するのです。
 カラーコーディネーターを目ざすには、美術系・デザイン系の専門学校で色彩学(しきさいがく)を中心とした基礎(きそ)知識を学び、就職して仕事の現場で経験を積むことです。実力が認められれば、ファッション、インテリア、フラワー、建築、グラフィック業界など、いろいろな分野で活躍(かつやく)できる可能性があります。
 カラーコーディネーター検定試験や、色彩検定を取っておくことも、就職やスキルアップに有利です。これから、ニーズの高まりが考えられる職業といえましょう。

カラーコーディネーターにインタビュー
 デザイン事務所で、カラーコーディネートの仕事をしています。建物を建てるとき、色彩の持つ影響(えいきょう)力は大きく、色の置き方ひとつで、家の持ち味がガラッと変わってしまいます。建築デザイナーと相談しながら、お客さまへのアドバイスをしていきますが、なるべくひかえめな、落ち着きのある色をおすすめしています。また、家族構成なども考えて、小さいお子さんやペットがいるときは、よごれの目立たない色をおすすめします。このごろは、コンピューターグラフィックで部屋のカラーコーディネートをお客さまに見てもらうことができるので、納得(なっとく)していただきやすくなりました。パソコンは、わたしにとって、欠かせない道具です。また、現場の意見も大切に、コミュニケーションにも気を配ります。お客さまに満足していただけるカラーリングがいつも目標です。
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